東京で暮らしていると、外国人を見ない日はなく、近くのコンビニやファーストフードに行けば、アジア系の店員がお出迎えをする風景も今は珍しくない。また、地方においても、観光名所に行けば、外国人が沢山いるという状態である。旅行に来ている外国人がTV取材を受けているのをみていると、日本の上から下まで色々な場所に行っている事が分かる。これまでは、外国から来たお金持ちが地方でお金を落としてくれてとてもありがたいと思っていのだが、ある時、すごく日本人がすごく不利益な状態にある事が分かったので、皆さんにも是非知っていただきたい。
ジャパンレールパスというものを皆さんはご存じだろうか?
ジャパンレールパスは、のぞみ・みずほを除くJR全線を新幹線・特急を含めて自由に乗車できるチケットで、利用できるのは短期滞在の外国人に限られる。料金は最短の7日間乗り放題で普通車29,110円。グリーン車が38,880円。最長の21日間乗り放題だと、普通車59,350円、グリーン車81,780円。3週間だと6万円弱でJR全線に新幹線を含めて乗り放題となっているのである。
たった1回の東京大阪往復に3万弱かかる新幹線。これに1週間乗り放題なのである。外国人の特権と言わずしてなんというのだろうか、恐ろしい。
確かにこれで地方にもお金がまわるシステムなのだからありがたい話かとおもわせる。しかし、考えてもみて欲しい。日本人が地方にお金を落とすのはダメなのであろうか?そう、日本人に適用しない理由はないのである。これ以上乗客が増えると駄目という理屈があるのかもしれない。しかし、それは安すぎるという事をそのまま意味しているのではないか?値段を上げるなり期間を絞るなり本数を増やすなりで対応できないのであれば、それは特権という他ないのである。鉄道会社には一度深く考えてほしいものである。ここは日本で、日本のインフラなのであるから、日本人が快適に過ごせるように整えるのが一番だと思う。まぁ、働いている人のどれだけがこんな長期の休暇を取れるのかという話もあるが、少なくともフェアな状態にはしておくべきものだと思う。
最後に欧州の鉄道の周遊パスについても簡単に記載しておく。大きく分けて、ユーレイルパスとインターレイルパスがある。ユーレイルは短期滞在者向けでインターレイルは6か月以上の滞在者、つまりそこの国民でなくとも居住者向けにはしてある。ある日(2018/03/29)のユーレイルパス1か月券の正規料金は616ユーロ(8.08万円)に対してインターレイルパスは510ユーロ(6.69万円)であった。自分のところの公共交通機関を優遇するのは当然の事であると思う。
どうだっただろうか?この意見に賛同してくれる人が一人でもいるとありがたい。
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